2016年9月2日金曜日

GMT 5.2.1のインストール(Bash on Ubuntu on Windows 編)

Bash on Ubuntu on Windows (長い…、以下BoUoW)の登場でWindows上でのUnix系の処理のやり方が大きく変わりつつあるのでGMTのインストール方法の情報を更新。
(以前掲載したGMT 4.5.7のインストールのしかたをベースに作成しています。)


GMT (Generic Mapping Tools)とはコマンドラインベースの地図作成ツールで、地球科学分野でよく用いられるツールで、綺麗な空間分布図を描画することができます。クロスプラットフォームなソフトなのでWindows、Mac、Linuxで使うことができます。
追記:2016年9月2日現在GMT本体の最新バージョンは5.2.1です。海岸線データ(GSHHG)の最新バージョンは2.3.6です。後に出てくるインストールスクリプトのバージョン番号を自分が使用するバージョン番号に置き換えてください。

今回は主にWindows 10でのGMTのインストール(&初期設定)について説明します。


1. はじめに

Bash on Ubuntu on Windows のインストールは下記サイトを参照
Bash on Ubuntu on Windowsをインストールしてみよう!

作成したps/pdfファイルの表示はSumatraPDFがおすすめ。
Adobe Readerとかだとファイルを開くとロックが掛かり更新ができない。

また、改行コードやエンコーディングが変更できるエディタ(Notepad++など)も必要。

また、GMTインストールにあたって以下のパッケージが必要となりますので、apt-get でインストールしてください。

build-essential
make
cmake
netcdf-bin
libnetcdf-dev
gdal-bin
libgdal-dev


2. GMTのインストール

BoUoWにて、下記スクリプトを実行してください。



処理内容の説明

Line 4-5:
バージョン番号は最新のものに置き換えてください。

Line 10-14:
ファイルをダウンロードして展開。

Line 19-22:
海岸線データをインストールするための処理

Line 25-30:
インストール処理(時間かかるかも)



3. GMTの動作確認

上記のGMTのインストールが終わったら、BoUoWで試しに

gmt pscoast -R0/360/-80/80 -Jm1:300000000 -Ba30df15dWeSn -A10000 -Dl  -W0.5 -P > world.ps

と打ってみて下さい。
※表示の都合で2行にまたがっているかもしれませんが、1行で入力して下さい

world.psというPSファイルがカレントディレクトリ※できているはずです。このPSファイルをWindowsで見るために、SumatraPDFやGsviewが必要となります。

ちなみにPSファイルをPDFファイルに変換したい場合は
gmt psconvert -A -Tf world.ps

ちなみにPSファイルをPNGファイルに変換したい場合は
gmt psconvert -A -Tg world.ps

を実行するとそれぞれ変換できます。



pscoastコマンドで作成した図


※BoUoWのホームディレクトリは以下の場所となります。
(nuimuraをあなたのユーザー名に置き換えてください。)
C:\Users\nuimura\AppData\Local\lxss\home\nuimura


また、別のやり方としてはsources.list を強制的にxenialに書き換えて、16.04にアップグレードしてからソースからではなくapt-getからgmt5をインストールするやり方もあるそうですが、そのやり方は私もまだ試したことがありません。試される場合は自己責任でお願いします。


※GMTコマンドや説明の誤り、16.04にアップグレードの情報などを @Say_no さんにいただき修正・追記いたしました。どうもありがとうございましたー。